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ゆとり世代 京大生の大学論…6人で編集・出版
2013年06月23日
大学で学ぶとは何か――。京都大の学生6人が、こんなテーマで学内外の教員らの声を集めた「ゆとり京大生の大学論」(B6判、172ページ)を出版した。
企画したのは、“ゆとり教育世代”と呼ばれる学生たち。社会生活に有用な実学志向が高まる中、学ぶことについて考える意欲作になっている。
編集に携わった人間・環境学研究科の安達千李さん(24)は「通信教育や市民講座など学外で学ぶ場所が増える中、この本が大学を魅力ある場所とする議論のきっかけになれば」と語る。医学部3年の萩原広道さん(22)は「ゆとり世代だからこそ、自分たちなりに悩み、考えて企画した。学生はもちろん、これから大学で学ぼうとする高校生にも読んでもらいたい」と呼びかけている。
大学で学ぶことは、企業が求める能力とギャップがあるかもしれない。企業で活躍するために、少なからず大学時代に、社会人としての準備が必要です。しかしながら、各分野のスペシャリストとして、とことん研究を行い、追求し続ける人材も必要です。
今の世代は、「さとり世代」ともいわれる。昔は、情報を得るのに苦労していた。現在は、情報過多の時代に、正しい判断力を持ち取捨選択しなければいけない。求められる能力も変わってきている。教育も今の時代にあった人材育成を進めなければいけない。