Amazon EC2(クラウド) 日本データセンター開設

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若干鮮度の悪い情報ですが、日本データセンターがAmazonEC2で開設しました。
(これまで、日本から一番近いデータセンターは、シンガポールだった)
「データセンターなんてどこでもいいんじゃない?」と思われるかもしれませんが、海外にデータセンターがあるということは、何かとシステム開発の足かせになります。
その足かせは大きく2つありました。
1.ネットワーク遅延
2.セキュリティ
1.ネットワーク遅延
通信を行う端末間の物理的な距離が長くなると、ネットワーク遅延が問題となります。
日本からAmazonEC2の海外サーバに置いてあるWEBページを見ると、モッサリ感満載です。
またWEB管理者の場合、SSH等を使用して接続しますが、サーバからの反応は遅く、10文字ぐらい打っても空白で、数秒したらズダダダっと文字が表示されるような状態です。
2.セキュリティ
データを海外に持つことをよく思わない企業は、意外と多いです。
(セキュリティポリシーなどで、「データ保管場所は日本国内に限る」と明記している企業もあります)
特に個人情報等の重要データは自社内、大目に見て国内のデータセンターという場合が多いのではないでしょうか。
事実、海外データセンターでは、人為的な情報漏洩だけではなく、日本の法律外となるがために起こるデータ流出(事件等の捜査でデータが没収される)などもあります。
これら2つが足かせとなり、お客様には勧めづらいAmazonEC2でしたが、解消されれば、今後の主力サーバになっていくのではないかと思います。