Joelの機能仕様書

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現代ではビジネススピードが一昔前と比べてかなり早くなり、
システム開発の工期も短くなることが求められています。

工期が短い中で従来のあらゆる詳細な項目を完全に網羅して
「これさえ見れば全てが解る」といった完全主義的な仕様書を作成することは
作成にもメンテナンスにも多大な費用と時間が必要となり
難しくなっています。

かといって、仕様書を作成せずに場当たり的にシステム開発を行うと
機能に漏れがあったり、後工程になって矛盾や変更が多く発生する
可能性が高まり、結果的に多くの費用や時間が必要となってしまう事も
珍しくないかと思います。

Joelの機能仕様書はそのシステムがどのように機能するのかを纏めた
ユーザの観点で読みやすく纏めた仕様書と定義されています。

個々の機能がどう実装されるのかをシステムの観点で記載する技術仕様書とは
異なり、あくまで何をする機能なのかを纏めたものになります。

当然、ユーザの要件を正しく理解する必要がありますし
どの粒度と記載するのかをユーザとコミットする必要もあるかと思います。

実行するためには事前の検討が必要だとは思いますが、本当に意味のある
ドキュメントを作成できるように考えてみたいと思います。