鼻はどちらにつける?

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こんばんは、kinokoです。
雑誌を読んでいて面白い記事を見つけたので、ご紹介。
人の表情や仕草などからその人の本心や置かれた状況を見抜く力を
「SIQ(社会的知能)」と呼ぶのですが、この力がどの程度備わっているのか
を簡単に調べるのが以下のテストです。
SN3S0165.jpg
この図の、楕円形を人の横顔に見立てて、左右どちらか、
あなたにとって自然感じられる向きに鼻をつけてみてください。
:(下にスライドすると答えが出てしまいます)


















もし、あなたがAに鼻をつけたとしたら、あなたのSIQは普通かそれ以上
逆に、Bにつけてしまった人は残念ながらあまりSIQが高いとは言えない










理由は、脳の仕組みにあります。
人間が何かを見ると、その情報はまず前頭前野に入る。
ここが刺激を受けると、次に大脳辺縁系の扁桃体という部位に刺激が伝わる。
扁桃体が活性化することによって感情が発生し、発生した瞬間に右脳全体が
活性化する。
右脳は離村ではなく直感の脳であり、右脳が支配するのは左の眼球である。
つまり、人を直感的に見抜く訓練を積んだ人ほどこのサイクルが発達しており、
左側から事物や人を見る習慣がついているのある。
図に戻れば、SIQの高い人は無意識のうちに、情報発信をしている対象を
左から右に向かって素早く見る傾向があり、それゆえに鼻を左につけるとされる。
右につけてしまうと、左の眼球を後頭部の方向から右側へ眼球を移動させなければ
ならず、無駄な時間がかかってしまうのです。





さて、このSIQを高めるには実践的なトレーニングを積む必要がありますが、
これは日常でも十分できることで、
例えば、
◇電車内の座っている乗客、次の駅で降りるのは誰か。
◇ファミレスの客、駐車場に置かれたバイクは誰ものか。
◇公園で遊んでいる推定年齢2、3歳の子供。性別はどちらか。
など、日常のありふれた光景のなかでも十分トレーニングが出来ます。
いずれのトレーニングも、以下の3ステップで組み立てていく。
①周囲の人々の行動や関係性に着目して、自力で問題を作成する。
②観察によって手に入る手がかりを全て集める。
そして手がかりのなかに矛盾が無いかチェックする。
「何か変だな」と感じたらその疑問が湧いてくる原因を徹底的に究明する。
③正解を確認する。(正解が確認できない問題は意味が無い)
SIQが高まれば、表情・仕草で相手のホンネを見抜くことが出来るかも知れませんね。