質問力

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こんにちは、

今年で37歳だと思っていたら、

計算したところ、実は今年38歳になることがわかった、ヤマです。

 

トムさんが「“思考”に気をつけなさい」という記事を書いています。

最近自分も色々習い事をしていて、

この記事が気になったので、書いてみます。

 

このマザーテレサの言葉は有名なので、

知っている人も多いと思います。

しかし、大部分の人にとって良い言葉になるのでしょうか。

 

 

トムさんは記事でこう書いています。

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・「ダメだ」と分かっていても、それが習慣となってしまった事も多く
・「それが自分の人生になる」と考えると、改めて自分の”思考”について振り返らせられます。
・何か失敗してしまったとき、何かに躓いてしまったとき
 改めて”思考”を考え直す必要がありそうですね。
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これはブログ記事なので、

もちろんトムさんが、自分の思いを色々と省略して書いていると思いますので、

あくまで日常会話で、このようなやり取りがあったという前提で、

かつ、この言葉から何かを得たいと考えていると仮定して、

相手への質問をしてみたいと思います。

 

「ダメだと分かっていても」

これについては、

「何が具体的にダメだと感じていますか」

「何と比較してダメだと感じていますか」

という質問が有効そうです。

自分が発した言葉の奥にある「思考」を引き出します。

人が発する言葉は、その人の経験、価値観、思考によって、

フィルターされて発信されます。

言葉は、その人が本当に望んでいる事、考えている事を

適切に表現していない可能性もあるということです。

「事実は1つだが、捉え方は複数」というやつです。

そもそも「ダメ」ではないかもしれないですしね。

 

 

「改めて自分の”思考”について振り返らせられます」

これについては、

「いつ振り返りをしますか?」

「自分の何に対する思考について振り返りをしますか?」

「具体的にどのように振り返りをしますか?」

のような質問をすることで、自分の行動について明確にします。

例えば、目標としている事に、一歩でも近づきたい時、

行動をより具体的にする必要があります。

その為に必要な質問となります。

 

 

「改めて”思考”を考え直す必要がありそうですね」

これについては、

「考え直すことで、何か変化がありますか?」

「思考を考え直すことは、あなたにとってどのような意味がありますか?」

行動の目的を、より具体化します。

そうする事で、その目標自体はその人にとってどれくらい重要なのか、も見えてきます。

 

 

のように、相手への質問というのは、

「相手から情報を引き出す」

の他に

「相手に気付きを促す」

狙いもあります。

 

 

マザーテレサの言葉に戻ってみましょう。

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思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
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良い言葉ですね。

しかし、本当に良い言葉になるかどうかは、

その人が、どう感じて、さらにどのように具体的に行動するかによって変わってきます。

その場合は、先ほどの質問を自分自身に向けます。

 

「自分の思考の何を気をつければよいか」

「自分の行動の何を気をつければよいか」

「どのような習慣が良いのだろうか」

 

注意としては、

相手を論破したり、責めるものでは決して無いということです。

むしろ逆で、相手を受け入れ、解決へ導く為の質問ということです。

そして、相手がそれ望んでいない場合は、このような質問は不要です。

ただ攻めるだけになってしまいますからね。

相手が導いて欲しいと思っている時に、有効だと思います。

 

質問力を鍛えて、

自分自身も、周りの人達も、良い方向へ導きたいものです。