防災の日
9月に入りました。
朝の通勤電車に学生たちが戻ってきて、「いつもの混雑」に戻ったなぁとしみじみ。。。kinokoです。
(始発駅なので席に座れる幸せ(笑))
さて、今日9月1日は「防災の日」。
「防災の日」(1960年・昭和35年制定)が、1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災に由来。
もう1つ、例年9月1日付近は、台風が多いとされる「二百十日(にひゃくとおか)」にあたり、
「災害への備えを怠らないように」との意味も込められています。
ここで防災に関する豆知識でも。
「机の下に隠れる」は間違い!?
気象庁が示す震度階の解説でも、「震度6強以上の揺れでは、耐震性のある建物でも壊れる可能性がある」とされています。だからこそ、机の下にもぐって、揺れが収まるまで様子をみるのではなく、直ちに出入口に向かい、扉を開けて、いつでも脱出できる態勢になること。そこまでたどり着けないときはできるだけ安全なスペースに移動すること。それが正しい緊急行動の常識なのです。
「クルマを路肩に停めて逃げる」も間違い!?
車の運転中もそうです。一般的な防災マニュアルには「車に乗っているとき地震に遭遇したら、直ちに車を道の左側へ停車し、キーをつけたまま車を止めて、歩いて避難する」とあります。しかし、これも間違いです。全員が左側に車を止めて放置したら、消防車や救急車などの緊急車両が通行できません。こうした場合の正しい行動は、(1)前後の車に注意してスピードを落とし、左側にいったん停車する(2)車が動くようなら横道へ逸れ、駐車場か広場へ止める(3)ラジオで災害情報を収集する(4)連絡先メモを残し、車検証を持って徒歩で避難する――です。
日経Bpnet:「車を路肩に止めて逃げる」は実は…【非常識】
環境や状況が変われば、常識も変わる。ということだけは、頭に入れておきたいところです。
その他にも頭の片隅に入れておくと、とっさの時に役立つこともある豆知識。。。
ガソリンスタンドは非常に安全
消防法や建築基準法といった厳しい基準の元で建造されているガソリンスタンド。
実際、阪神大震災の際、周辺が焼け野原になっていても、ガソリンスタンドの火災はゼロだったという事実が、その安全性を証明しています。
エレベーター乗車時に地震に遭ったら…
近年のエレベーターは、地震発生時に自動で近くの階に止まる制御になっているものが大多数とは言うものの、全てではない上、大地震の影響で本来の制御が稼働してくれるとも限りません。
揺れを感じたら即座に全ての階のボタンを押し、いずれかの階で止まる確率を上げるようにした方が得策であると言われています。
広域避難場所への速やかな避難、その前に!
津波や大規模火災の恐れや差し迫った危険がある場合は速やかに避難することは言うまでもありませんが、『地震 その時10のポイント』(前述)にもある「確かめ合おう わが家の安全 隣の安否」と「協力し合って 救出・救護」がとても大切です。
無事だった住民だけが早々に避難してしまうと、隣近所で瓦礫の下敷きになって動けない人や、自力で行動できない高齢者や小さな子どもに成す術はなくなります。
救助までの経過時間が生死を分ける下敷き被害。自分自身が瓦礫の下敷きになっているにも関わらず、隣近所が一目散に避難してしまった時の不安や恐怖を想像すれば、その重要性は明白です。
当然ながら、広域避難場所や一時集合場所は、日頃から家族間で必ず把握しておきたいところです。
参考サイト:【朝礼ネタ】防災の常識・非常識 ~地震の時「机の下に隠れる」「車は路肩に止める」はウソ!?~
今日をきっかけに、防災について考え、非常持ち出し袋の確認などをしてみてはいかがでしょうか。
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