考える技術・書く技術
- 2010.08.02
- 社員の日常
ここ数ヶ月、顧客の方に資料を提示することが多い仕事を担当していました。
提示する資料は、前もって上司に確認してもらいました。
資料を作成した自分としては「まあ無難な資料ができたな」と思っていたのですが、
上司の評価は「内容が分かりにくい」というものでした。
自分では「分かりやすい資料」だと思うのに何故だ!?
そういえば、文章を書く練習なんてことは、やったことがなかったなと思い、早速本を探してみました。
図書館の人に聞いてみると「考える技術・書く技術」という本がオススメらしいので読むことに。
文章を人にわかり易く書く、大きなポイントは「ピラミッド化」。
自分の考えを表現するには、文章をピラミッド構造で伝えるのがいいらしいです。しかし、ピラミッド構造に入る前に、まずは聞き手に疑問を生じさせることが大切になる。
その流れはまず、
①聞き手が知っている「状況」を伝え、
②次にその「状況」に聞き手が知っている「ある現象」が起こる、
③そして聞き手に「ある現象」にたいして、「疑問」を生じさせる。この一連の流れは「導入部」と呼ばれています。
この「導入部」は、ストーリーだてて伝えるとイメージしやすい。
たとえば、以下のようなストーリーを展開する。
①「御社の売上は安定して上昇しています(状況)。」
②「しかし最近は停滞ぎみに推移しています(ある現象)。」
③「何故、停滞しているのか?(疑問)」この「疑問」に対して、ピラミッド構造で「答え」を述べるのが、分かりやすい資料を作る大原則。
読書中は、今まで考えたことがないことばかりが書いてあり、まさに目から鱗状態でした。
これで多少は分かりやすい文章が書けるようになるのだろうか・・・。