12年後に20歳になります

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今年の夏に2010年W杯が南アフリカで開催されました。
次回2014年はブラジルでの開催がきまっており、それ以降の
W杯の開催国を決めるFIFAの理事会が12/1と12/2に行われました。

その結果、2018年大会がロシア、2022年大会がカタールに決まり、
2022年大会の開催に立候補していた日本は、2034年大会まで
立候補も行えなくなりました。

今回日本が招致活動に負けた理由がいろいろありますが、
最も大きな理由が2002年大会を開催しており、「too soon(まだはやい)」と
言う意見が多勢を占めていたからとのことです。

その対応策として、JFAがとった行動が2002年生まれの8歳の子役の子に
「12年後私は20歳になります。」とスピーチしてもらうことでした。

2002年に生まれた子が、2022年には20歳になることをアピールして
時の流れを感じてもらう作戦だったと思うのですが、
そりゃ無理でしょう。

FIFAが開催国を決める際に重要視する事は昔から変わっておらず、
「FIFAにとってどれだけ金銭的メリットがあるか」です。

そのため、過去にW杯を開催したことがない地域で行うことで
競技人口を増やすという理由はかなり強力です。

さらに、今回招致に成功したロシア、カタールは天然ガスや石油による
莫大な資金を持っていることもFIFAにとって大きな魅力だったのだと思います。

ただロシアはともかく、カタールについては懸念があります。
過去にW杯に一度も出場したことのない国が開催国として初出場したことは
ありません。
日本が危なかったのですが、1998年大会に出場できたのでクリアできました。

2014年、2018年にカタールがアジア予選を勝ち抜いて自力での出場が
出来なかった場合、初の開催国が初出場になってしまいますが、現状のままだと
かなり厳しいかと。

多分、今後カタール代表はブラジル人等の大量の帰化選手によるチームになるような気がします。

その他にも、気温の問題や宗教上の規制のように解決するべき課題がいろいろとあるので、
成功できるように是非頑張ってもらいたいと思います。