『やたらと重い「Firefox」を、馬鹿みたいに高速化する方法まとめ。』を試してみた。が・・・

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firefox1.png

カスタマイズで色々できて仕事などでも手放すことができないブラウザ「firefox」
日本でも人気のブラウザです。

そのFirefoxの初回起動がやたらと遅く、ストレスを感じるので、先日見かけた
 Webディレクターズマニュアル – やたらと重い「Firefox」を、馬鹿みたいに高速化する方法まとめ。を試してみました。

.t table {
}
.t th,.t td {
padding: 5px 8px;
border: 1px solid #aaa;
}
.t th {
background: #C4E3FF;
}
.t td {
}

サイトを運営しているナカムラさんがおっしゃるには「Firefoxの起動は(PCにもよりますが)おおよそ5秒以内になるはず。」とのこと。期待大です。

※結果から言いますと、自分の環境では初回起動時間の高速化は実現しませんでした。どこか別のところに原因があるようです。
ページ表示に関しては早くなったと思います。ページ読み込みにストレスと感じている方は挑戦してみる価値アリです。
残念結果とご理解の上で、まだ読んでみようというのであればこのまま下へお進み下さい。

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起動時間計測方法:Firefoxのショートカットをクリック、スマホのストップウォッチ機能でホームページが表示されるまでを手動で計測

【PC環境】
OS:windows7 Home Premium 64bit sp1
CPU:Intel(R) Core(TM) i7-2600 CPU @ 3.40GHz
メモリ:8GB
グラフィック:NVIDIA Quadro 600

【現状】

初回起動時間
(PCを起動して最初の起動)
2回目以降
Firefoxの起動 59.74秒 1.55秒 1.60秒
再起動後
もう一度起動
1分00.80秒 1.92秒 1.47秒

初回起動にやたら時間がかかる。二回目以降はストレスなく起動。

●参考
GoogleChromeの場合

初回起動時間
(PCを起動して最初の起動)
2回目以降
GoogleChromeの起動 4.36秒 1.55秒 1.60秒

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「とりあえず手始めに入れるアドオン」をひとつずつ試してみた。
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SQLiteOptimizerアドオンを入れる」
Firefoxの重たくなる一番の原因となる、SQLiteの計量最適化を図ってくれるアドオン。
 ┗Firefox6.0.2にはまだ対応しておらず、インストール出来ませんでした。

代わりにコメント欄にて指摘のあったデータベース最適化のできるフリーソフト「CCleanner」を試してみました。
┗インストール後、クリーナー→アプリケーションのタブを開き、Firefox項目にある。「データベース(SQLite)の最適化」にチェックを入れてクリーンアップ開始。

CCleanner実行後

初回起動時間
(PCを起動して最初の起動)
2回目以降
Firefoxの起動 1分33.33秒(あれ?遅くなった?) 18.16秒(ん?) 1.26秒 1.52秒
再起動後
もう一度起動
47.87秒(お、効果アリ?) 4.93秒 1.42秒 1.39秒
さらに再起動後
もう一度起動
1分19.80秒(!?) 3.54秒 1.60秒 1.55秒

 
データベースの最適化という言葉にすごく期待していたのですが、あまり効果がなかったように感じます・・・
気持ちwindowsの起動が早くなった気がします。

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続いて「Faster Fox Liteアドオンを入れる。」に挑戦
 設定は「ターボチャージャー」に。
かつ、アドバンス設定で「Disable IPv6 DNS lookup」にチェック。

 Faster Fox Lite導入後

初回起動時間
(PCを起動して最初の起動)
2回目以降
Firefoxの起動 1分14.75秒 6.38秒 1.26秒 1.26秒
再起動後
もう一度起動
57.40秒 6.38秒 1.26秒 1.26秒
さらに再起動後
もう一度起動
1分05.26秒 2.14秒 1.35秒 1.40秒

ブラウジング速度は上がったとは思いますが、起動速度にはあまり効果なし

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MemoryFoxアドオンを入れる」

使っているうちに肥大化していくFirefoxのメモリ食い過ぎ病を回避してくれます。
とりあえず全部チェックいれとけばOKです。

Faster Fox Lite導入後

初回起動時間
(PCを起動して最初の起動)
2回目以降
Firefoxの起動 1分41.47秒(あれ?遅くなった?) 2.34秒 1.34秒 1.29秒

ここまでやってきて、これまでの項目は起動とは関係ないのでは?と感じ始める。

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BarTab Liteアドオンを入れる」
 タブの内容を、「そのタブをフォーカスする瞬間まで」読み込まないで置いておいてくれるというナイスなアドオン。使ってみるとそのすばらしさは一発でわかります。何より、起動時に威力を発揮!かなり便利です。

たしかにブラウジングは快適になってきました。自分は新しいタブを開いたときに、そのタブにフォーカスが行くように設定しているので効果は薄め?

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 「アバウトコンフィグから設定すること」に挑戦!

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※Firefox など Gecko 系のブラウザでは、ロケーションバー(URL を入力するところ)に「about:config」と入力すると、色々と設定を変えることのできる画面ができます。
 
ここの設定をいじると動作対象外になるので気をつけてください。(警告文がでます)

記事の内容通り以下の項目を変更しました。

about:config
└network.http.pipelining→「true」
└network.http.proxy.pipelining→「true」
└network.http.pipelining.maxrequests→「8」
└browser.cache.memory.enable→「true」
 →右クリック→「新規作成」→「整数値」
 →browser.cache.memory.capacity→数値入力

※搭載メモリが1GBの場合:16384

※搭載メモリが2GBの場合:32768

※搭載メモリが3GBの場合:49152

※搭載メモリが4GBの場合:65536


実行後の起動時間

初回起動時間
(PCを起動して最初の起動)
2回目以降
Firefoxの起動 1分16.56秒 1.27秒 1.51秒

やっぱり起動に関しては関係なさそう・・・大丈夫かな
起動後のページ表示に関してはどんどん早くなっていっていると思います。

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「user.jsの設定」を実行!
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以下の.jsファイルをダウンロードして(WindowsXPの場合)『C:\Program Files\Mozilla Firefox\defaults\profile』に設置します。中身は色々と「早くするぞー!おー!」て内容の設定資料みたいな感じっす。 ※Vista、7の場合の格納場所はよくわかんね。

user.jsのダウンロード

※windows7の場合の設置場所は『C:\Program Files (x86)\Mozilla Firefox\defaults\pref』ここでしょうか。

user.jsの設定後

初回起動時間
(PCを起動して最初の起動)
2回目以降
Firefoxの起動 1分07.57秒 1.80秒 1.32秒

やっぱり起動に関してはk(ry

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「最後にFirefox高速化支援系フリーソフトを導入」で仕上げ
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SpeedyFoxの導入
Firefoxのデータベース軽量化系ソフトの一つ。実は同じようなソフトはかなりたくさんあるんですが、実体験として最も早くなる!とおすすめ出来るものです。
動作はスタンドアローンで、基本的にFirefox本体を落とした状態で起動。数秒で作業は終わり、完了すると異常なほどFirefoxの起動が速くなります。

┗そうです!こういうのを待ってました。期待に胸踊らせ、早速インストール。

SpeedyFox実行後

初回起動時間
(PCを起動して最初の起動)
2回目以降
Firefoxの起動 1分31.10秒 2.64秒 1.37秒
再起動後
もう一度起動
1分00.68秒 1.75秒 1.76秒

あっれー?起動時間にさほど変化はなし・・・
 初回起動に時間がかかるのは別のところに原因があるようです。

今までも起動後の動作には特に不満なく使用していたので、今回の検証結果にはがっかりでした。

ブラウジング速度に関しては、早くなったので使用中の動作にストレスを抱えている方は試してみて損はないと思います。