世界ウルルン滞在記

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こんにちは。ぼんじりです。

今日見ていたコラムで思うことがあったのでメモ代わりにまとめます。

 

新人の帰属意識を高めるためには http://report.hatarakigokochi.jp/?eid=688539

■新人の初仕事が花見の場所取りだった時代
その時代の漫画やドラマでは、新人男性社員がぽつんとブルーシートの上に
昼から陣取り、寂しそうにしている。
そこにやさしい女性社員の先輩が枝豆とビールを持って現れるというお決まりの
シーンもあった。

今の時代ではそんなことはありえない。
普通は研修をしたり、職場の紹介をするだろう。

会社組織の中では、「花見の場所取り」は無駄な作業。
しかし、無駄なことを一生懸命にやる = 職場に余裕・ゆとりのある証拠。
「余裕のある職場は、働きごこちがいい」という筆者のセオリーに準ずると新人が花見の
場所取りと盛り上げに勤しむ会社は意外と働きごこちが良いのかもしれない。

■帰属性とは(心理学者エリクソン)
①「自分はまぎれもなく独自の自分である」と他人からも自分でも認めること
②「昔の自分も今の自分も一貫して同じ自分である」と自覚すること
③自分は何らかの「社会集団」に所属し、「一体感」と「帰属意識」を持っていること

お花見の場所取りと言い「仕事」を与え、
その「仕事」にうまく応えた新人を「よくやった」とたたえる。
そしてそのまま社会集団全員で飲み「今日から仲間だ。」と
新人を受け入れる。

まさに③の帰属性に適っている。

お花見の例から考えるに、早期に帰属性を高めるためには
 ・新人に何らかの課題を与える。その課題は早期に乗り越えられるものである。
 ・課題の成果を「皆で」讃える。
 ・「仲間入り」を全員の前で表明する。
と効果的である。

世界ウルルン滞在記などは
少数民族の集落に若手俳優が入っていくときに、厳しい課題を乗り越え
住民とともに飲み権限者から「お前は仲間だ」と認められ泣く。
その俳優は「またあそこに行きたい」と短期間の間に「強い帰属意識」を感じる。

■入社してすぐに変わる変化
ゼミ・部活・友人などの「社会集団」に属していたものが職場という「社会集団」に変わる。
環境の変化は心理負荷が高くなるのは当たり前。
どのように新人の「帰属意識」を職場にうまくシフトすることができるか工夫する必要がある。

新人の帰属意識を高めることは、会社という「成人の集団」の義務である。
会社として働きかけてあげなければならない。

入社して1ヶ月も経たないうちに出社しなくなってしまう新人は存在する。
原因は、個人の心の弱さもあるが、
受け入れる側の社会集団が、彼をきちんと「受容」してあげなかったという場合もある。

型どおりの入社式や職場紹介。新人歓迎会なのに、新人には話しかけず
「今年の新人はイマイチだよね」と陰で言う。

入社してくる新人は「モラトリアム」という「成人」としての義務や責任を猶予されている時期。
労働や納税といった「成人」としての義務を果たしていなかった青年期から、社会人としての第一歩
を踏み出したばかり。

持ちよくその第一歩が踏み出せるように、会社という「成人の集団」がリードしてあげなければならない。

 

既成社員として何をしてあげられるのでしょうか。古いコラムではあるのですが参考になります。

会社として「お花見の場所取り」に変わる「通過儀礼」でも考えてみようかなと思いました。

インターン生には「世界ウルルン滞在記」体験をさせてあげるのも面白いかもしれません。

 

今の学生って世界ウルルン滞在記知ってるんですかね。

着実に年を重ねているのと思うと、ふるえます・・・