「今、頑張ること」の大切さ

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この春、晴れて社会人の仲間入りをした皆さん。
入社して3週間弱が経ちましたが、日々の業務には慣れましたか?

 

早い会社では、そろそろOJTによる研修も始まっているのでしょうか。
OJTでは、毎日の業務を進める上で必要な様々なことを教えてもらい、
色々と覚えなければいけないことが沢山ありますよね。
出来ないと叱られることもあり、もうすでに、精魂尽き果てている人はいませんか?

 

そんなあなたに、「今、頑張ることの大切さ」についてお話してみようと思います。

 

入社一年目の重要性

 

社会人として最初の1年間は、これから先の会社勤めにおいて何より大切な時期です。

 

覚えなければいけないことが山のようにあり、人付き合いも慣れていないため、相当苦労すると思います。
当然、会社においては一番下っ端ですから、同期以外はみな上司、先輩です。
毎日叱られてばかりで、時には感情的になってしまい、仕事を辞めたくなる時もあるかも知れません。

 

ですが、その苦労の中で「社会人一年目」のうちにどれだけ努力するかで、
その後の人生が決まると言っても過言ではないと思います。

 

高校、大学、専門学校でどれだけ勉強してきたかに関わらず、
全ての新入社員はみな「社会人一年目」という、同じスタートラインに立つことになります。
ですが、スタートラインは一緒でも、時が経つにつれて、少しずつ差が出てきます。

 

最初にできた差は、後になるほど、さらに大きな差へと変わります。
1年目、2年目、3年目と進んでいくうちに、それは取り戻すことの出来ない「明らかな差」として現れます。

 

社会人としてのゴールデンタイム

 

入社数年、特に1年目に得た知識、マナー、経験、人付き合いは、社会人基礎力となり、その後のあなたを強く支えることになります。

 

もちろん新入社員ですから、毎日叱られてばかりでつらいことでしょう。
ため息ばかりの毎日かもしれません。

 

しかし、自分がまだ成長段階だからこそ、つらいと感じることができているのです。
成長してしまえば、困難は簡単に乗り越えられます。

 

できないからこそ、難しく感じます。

 

分からないからこそ、大変だと感じます。

 

新入社員が「仕事が大変だ。やめたい」と思うことは「悩み」というより「当然」であり、
どう乗り越えるかによって、成長が決まります。

 

1年目は、社会人としての成長を決めるゴールデンタイムなのです。

 

仕事はして当たり前。それ以外にどれだけ頑張れるか。

 

勘違いしてはいけないのは、「給料はもらえて当たり前」ということ。
給料は、会社の求める業務を行った対価として支払われるもの。
「言われた仕事を期限内に行う」のは、当たり前の話です。

 

いかに、与えられる仕事や求められる期待以上の仕事をするか。
それは、仕事以外にどれだけ頑張れるかにかかってきます。

 

私の入社1年目も、入社3ヶ月後から、派遣業務に就いていましたが、苦労ばかりの毎日でした。
「こんな会社、やめてやる!」と何度考えたことか、数え切れません。

 

仕事を円滑に進めるための方法、知恵、技術も知識も何もありませんから、毎日が勉強でした。
派遣先の担当者に「こんなことも分からないのか!」と言われながら、一つ一つ覚えていきました。
沢山失敗もしましたし、派遣先の他の社員さんに迷惑をかけたこともあります。

 

出来ないことがあっても、日々の業務はこなさければいけないので、
仕事中に解決できなかったことは、家に帰ってから勉強したり、
会社の先輩、上司に教えて頂きながら
少しずつ力を付けていきました。

 

はじめのうちは分からないから大変なだけ。

 

しかし、今振り返って考えると、新人だからこそ大変だったのです。
何も知らない、分からない初心者だから「しんどいなあ」と感じていたのです。
そのうち、仕事にも慣れ、技術も身についてしまうと、新人のころの抱いていた悩みはとてもかわいらしく思えます。

 

今、新人時代と同じ状況になれば、いともたやすく困難を乗り越えていける自信があります。
成長したからです。
知識があり、技術、人付き合い、マナーを知っているからこそ、どうすればいいのかという「答え」をすぐ出せます。

 

「分からないこと」をなくす為に勉強しよう。

 

新人時代は、何でも大げさに難しく感じます。
知識も知恵もないですから、ささいな作業に膨大な時間をかけてしまうことになります。
そのうえ、上司からも「そんなことも分からないのか」と叱られますから、自信をなくすことになるのです。

 

正直なところ、上司も先輩も「分からなくて当たり前」と思っていることもあります。
でも「分からないこと」を無くす努力を求めています。

 

やはり、入社一年目は、「いかに勉強するか」が求められるのではないでしょうか。

 

0.1%の成長と0.2%の成長。1年後はどう違う?

 

勉強も、仕事も、健康も、日々の努力が大切。
続けた人にだけ成果と喜びがもたらされます。

 

0.1%成長を毎日続けたら?
0.2%成長だったら?
0.5%成長だったら?
1年後はどうなっているでしょうか?

 

毎日成長なし → → 1倍(変化なし)
毎日0.1%成長 → 1.44倍
毎日0.2%成長 → 2.07倍
毎日0.5%成長 → 6.17倍

 

ちなみに、5年後はというと、
毎日成長なし → → 1倍(変化なし)
毎日0.1%成長 → 6.20倍
毎日0.2%成長 → 38.33倍
毎日0.5%成長 → 8975.58倍

 

さらに10年後になると、
毎日成長なし → → 1倍(変化なし)
毎日0.1%成長 → 38倍
毎日0.2%成長 → 1,470倍
毎日0.5%成長 → 80,561,104倍

 

毎日のちょっとした努力が、数年後には数倍の結果となって帰ってきます。

 

5年後、10年後、20年後に、「続けてきてよかった!」とハッピーでいられるか、
「続けていればよかったなぁ。。。」と悲しむか。

 

それは、今日どうするか。どちらを選ぶか。
の積み重ねです。

 

引用サイト:入社3年間にできた差は、後から取り戻せない。