あの名言は本当は言っていない?

NO IMAGE

多くの人が1度は聞いた事のある名言は数多くありますが、
その中で本当は言っていない名言もあるようです。

マリーアントワネット:
「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」

原文は、仏語で 「Qu’ils mangent de la brioche」、直訳すると「彼らはブリオッシュを食べるように」となるそうです。
ブリオッシュは現代ではパンの一種の扱いであり、かつては原料は小麦粉・塩・水・イーストだけのパン(フランスパン)でなく、
バターと卵を使うことからお菓子の一種の扱いをされていたようです。

ガガーリン:
「地球は青かった」

「空は非常に暗かった。一方、地球は青みがかっていた」が正しい訳みたいです。

これらは、訳の仕方や聞いた側の感覚によるところもあるかと思います。

アインシュタイン:
「人間は脳を10%しか使っていない 」

「人間は潜在能力を10%しか使っていない 」

「脳」ではなく、「潜在能力」についての言葉だそうです。
また、この言葉はアインシュタイン関係の書物で引用されたというだけで、元々はまったくの別人の言葉であり
アインシュタインの発言ではないようです。

また、脳に使われていない部分があるということは科学的に否定されています。

言葉は受け取り側の解釈によって、発言した人の意図とは異なってしまうことは良くある事だと思います。
それが、名言という形で多くの人が引用等で使用すると、だんだんと最初の意味から変わっていってしまいます。

正しく伝えることの難しさを改めて感じました。